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ダイヤフラムによる荷重耐力要素

実験目的

柱と梁の接合部にはダイヤフラムが使われているが,その有無による付加抵抗の違いを理解する。

実験方法

図6.1に模型の概要図を示す。柱を□100×100×3とし,梁をH-110×75×3×5を使用し,試験体2にはダイヤフラム110×110で厚さ3mmのスチレンボードを下記の位置に設ける。また,長さ200mmのところにばねばかりを設置し下方向に引っ張り,梁の破壊形状と荷重を計測する

図6.1

実験結果

写真6.1に破壊直前の試験体を示す。試験体1のダイヤフラムがある場合は32Nであり,試験体2のダイヤフラムがなかった場合は28Nであった。どちらも梁の接合部で破壊した。また,下記に実験映像を示す。

実験映像
試験体1
試験体2

考察

あまり違いを見ることができなかったが,入れなかったときより多少大きな応力に耐えられることがわかった。これは接着面積の差が要因と考えられる。