ギリシア建築紀行

Saronikosサロニコス湾

H.12.12.22    一般的にはEginaエギナ島、Porosポロス島、Idraイドラ島の3島を巡るが、この日
         は波が高く、Idraイドラ島には接岸できず、その分Porosポロス島で2時間30分の間
         島内を歩く。Saronikosサロニコス湾の島々はグレーの石灰岩を基調として、船はナ
         ス紺、急激な傾斜地に建つ家々の白壁に赤い屋根、背景の山は薄靄の中のモス
         グリーン。                                           
         船中のランチで出された前菜ホウレンソウのパイはしつこくつらい。          

Eginaエギナ島

         島の特産物はピスタチオと海綿。白い教会が目に付く。島の港岸壁沿いの通りと、
         一本山側の通りがメイン通りで、さらに奥に一本の通りがあり、3本の通りが湾岸
         に沿って平行に走る。                                   

Naos tis Aphaiasアフェア神殿

 見えない光の女神アフェアを祭るドーリア式神殿で、内部列柱が2層になった最初のもの。BC
490年頃の建設といわれるが、現況は500〜600年前に復元。一見大理石の柱のように見えるが、
石灰岩の柱を白く塗っている。柱を構成する石灰岩の輪の芯には糸杉のホゾが用いられていた。 
                 
                             grek0011=アフェア神殿

Porosポロス島

 Porosポロス島は階段と坂の町。港は白いマストが似合う。Porosポロス港画岸壁に沿ってタベ
ルナと土産物店が続くが、その裏手は小高い丘の斜面。斜面には赤い屋根と白い壁の民家が
建ち並び、民家の外壁に沿って斜面上部へ向かって坂道と階段が続く。雨季のため、どんよりと
した空が残念であるが・・・。                                       
                 
                         grek0012=斜面上部へ向かう坂道と階段

                 
                             grek0013=ポロス港を望む

プラタナス・タベルナ

 坂を少し登った裏道の途中に一本の枝振りが見事なプラタナス。ポケットパークを思わせるミ
ニテラスはタベルナのオープンテラス。シーズン盛りには、さぞ瀟洒な休息空間を提供してくれ
ることであろう。                                               
                 
                             grek0014=プラタナス・タベルナ

Porosポロス湾の午後

 Porosポロス島全体は比較的松や杉系統の緑が多い。港対岸の夕暮れ1時間ほど前。山裾は
雨が降り出したこともあって白い靄がかかり始めている。15:30出航直前の湾岸を描く。    
                 
                             grek0015=ポロス湾

                 
                             grek0015=靄に霞むポロス湾

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